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えむえふコラム

「みんなであそぼう!京都府ミュージアム出張体験教室」を開催しました

「みんなであそぼう!京都府ミュージアム出張体験教室」を開催しました 写真

8月9日、京都学・歴彩館小ホールに、京都府内のミュージアムが持つさまざまな“学びのタネ”が集まりました。
府内各地で活動するミュージアムが、それぞれの専門分野を活かした体験教室を持ち寄り、子どもから大人まで楽しめる一日となりました。
今回は、その様子をご紹介します。


100年前の震災を3Dで体験!

最初に紹介するのは、京丹後市立丹後古代の里資料館・京丹後市立郷土資料館による「3Dデータを動かして丹後震災を学ぼう」。
参加者はコントローラーを手に、3D化された丹後震災記念館(※)の中へ。
まるでゲームのような感覚で館内を探索しながら、丹後震災に関するクイズに挑戦しました。

今年は丹後震災から100年の節目。会場では防災に関する展示や備蓄食の紹介も行われ、過去の災害を学ぶとともに、これからの備えについて考える機会にもなりました。

※丹後震災記念館は昭和2年3月7日に発生し丹後地方に甚大な被害をもたらした丹後大震災(北丹後地震)の記憶を後世に伝えるために建設された建物。昭和4年12月竣工。


■長岡京時代へタイムスリップ!

向日市文化資料館による「古代衣裳着用体験」では、長岡京時代の貴族や役人の衣裳が登場。
鮮やかな衣裳に袖を通した参加者たちは、あっという間に1200年以上前の世界へ。
衣裳の色によって身分が異なることや、袖で手先を隠す所作などの解説に耳を傾けながら、古代の人々が生きた時代に思いをはせます。
子どもたちはもちろん、保護者の方も思わず参加。親子で古代人になりきる姿に、会場には笑顔があふれていました。


■世界にひとつだけのお面づくり

京都文化博物館によるワークショップでは、紙袋を使ったお面づくりに挑戦。
会場には本物のお面も展示されていました。同じ紙袋を使っているはずなのに、完成した作品はどれも個性的。
カラフルなもの、ちょっと不思議なもの、思わず笑ってしまうもの。
参加者一人ひとりの発想が形になり、「世界にひとつだけのお面」が完成していました。


■遊んで学ぶ京都の文化

京都学・歴彩館によるボードゲームコーナーでは、遊びながら京都の文化や歴史に触れることができます。
「ならんで!鳥獣戯画」という手札を並べて自分だけの鳥獣戯画の絵巻物を作るカードゲームやお茶の葉神経衰弱など、数種類の京都の文化や歴史に関係するゲームから遊びたいものを選んで対戦開始。
ゲームが始まると子どもも大人も真剣そのもの。
学ぶことが目的ではなく、まずは楽しく遊ぶこと。けれど、遊び終わった頃には自然と京都の文化や地域の魅力に触れている。そんなミュージアムらしい体験となりました。


■自分だけのサインを作ろう!

花押とは、昔の人が使っていた署名(サイン)のようなもの。
京都学・歴彩館展示室で開催中の合同展覧会「顔から京都」にちなんで、京都府教育委員会文化財保護課と連携して実施しました。
参加者は自分の名前から文字を選び、崩し字辞書を見ながら花押作りに挑戦。
最初は「難しそう」と話していた子どもたちも、気が付けば夢中に。完成した花押は缶バッチにして持ち帰りました。
文化財や歴史と聞くと少し難しく感じるかもしれません。しかし、自分の手で作ってみると、その世界がぐっと身近になります。
楽しみながら文化に触れる。そんな時間になったのではないでしょうか。


■京都府立大学の学生も活躍!

京都府立大学から5名の学生が大学の授業の一環で参加し、イベント運営をサポートしてくれました。
学生たちは主に「オリジナル花押を作ろう」の補助を担当しながら、来場者のサポートや各体験教室の見学にも積極的に参加。
ミュージアムの仕事や魅力に触れながら、来場者との交流を深めていました。



■振り返り

今回の出張体験教室では、府内各地のミュージアムがそれぞれの特色を生かしたプログラムを実施しました。
震災、古代の暮らし、お面、ボードゲーム、花押。テーマはさまざまですが、どれも地域の歴史や文化を伝えるミュージアムならではの内容です。
参加者アンケートでは、「普段経験できないことができた」「体験しながら楽しく学べた」「子どもだけでなく大人も楽しめた」といった感想が寄せられました。
今回の体験をきっかけに、ミュージアムを身近に感じてもらい、足を運んでいただけると幸いです。