2022/08/26
ワークショップ「ミュージアムで遊ぼう!」開催レポートの巻
こんにちは!えむえふ担当のSです。突然ですが、皆さんはミュージアムで遊んだことはありますか?
「ミュージアムは勉強するところでしょ!」とか「難しくて退屈そう・・」といった印象を持っている方もおられるのではないでしょうか!
結論から言います。
それってめっちゃもったいない!!! ミュージアムはわくわくの宝庫なんです!
今回は8月6日に京都府立京都学・歴彩館で行われたミュージアムフォーラム初のワークショップ『ミュージアムで遊ぼう!わくわく!学芸員体験「オリジナル紹介文をつくってみようの巻」』を紹介します。
今回の取組は9月11日まで絶賛開催中の京都府ミュージアムフォーラム合同展覧会「あやしい・・京都」と連動して、世にも不思議な「あやしき」展示品たちに手描きPOPの紹介文をつけちゃおう!という企画です。
参加してくれたのは、府内の年長~小学6年生までの13名の皆さん。進行は福知山公立大学地域経営学部教授の谷口知弘先生にお願いし、立命館大学大学院・京都外国語大学大学院・同志社大学大学院・京都工芸繊維大学・福知山公立大学でデザインや博物館について学ぶ学生の皆さんが子どもたちのサポートをしてくれました。
とっても豪華なスタッフと目をキラキラ輝かせた子どもたち。このメンバーで「ミュージアムでPOPづくり」って一体どんなものができあがるのか。ドキドキわくわくしながらカメラ片手にワタクシ見守っておりました。
どんな場も礼に始まり礼に終わるもの・・・ということでファーストステップは「あいさつからはじめよう!」
あいさつがすんだら次は「学ぼう!」 合同展覧会『あやしい・・京都』を担当した京都学・歴彩館 学芸員の若林さんが絵を描いて子どもたちに展示品の説明を行いました。(この絵はなんの絵でしょう?)
次はいよいよお待ちかねの「『あやしい』を探そう!」 展示室に行って『あやしい』を探します!
お気に入りの『あやしい』を見つけたらみんなに紹介するために『あやしい』と思ったポイントやスケッチをワークシートに書き込みます。
それぞれのお気に入りを見つけてワークシートに書き込んだら、ホールに戻ってそれをPOPの形に仕上げていきます。ここかなり重要!
POPが完成したら発表タイムでござる!展示室のお気に入りの展示品の前で発表するぞ~!
みんなの発表を終えたら、あっという間に終了の時間がきてしまいました。どのPOPも個性的で目の付け所が素敵でおもしろい!
今回、ミュージアムでPOPを作るという取組に密着して感じたのは「わからないから近づかない」のではなく、「わからないからこそ近づいてみる」ことの大切さでした。
確かに正しい知識に基づいた理解は必要ですが、まずは自分なりの感性で受け止めてみる。それを誰かに伝えてみる。色や形でもいいし、においや感触を想像したっていい。ミュージアムというワクワクの宝庫を好奇心いっぱいの子どもたちが彼らなりに受け止め、表現をしてくれたことがとても大切で素敵なことだと感じました。
そんなミュージアムとの「関係のはじまり」もアリではないでしょうか。
参加してくれた子どもたちがこれから成長して知識もどんどんアップデートしていく中で、みんなで真剣にPOPを作って発表したこの体験がちょっとだけ何かの役に立てばいいな~なんて思いました。
参加してくれた子どもたち、谷口知弘先生、優しくサポートしてくれた学生の皆さん、本当にありがとうございました!
なお、子どもたちが作ってくれたPOPは京都学・歴彩館の展示室前に9月11日まで掲示しております!ぜひ観に行ってくださいね!!